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香港STYLE Vol.58 旧正月の舞獅 (2019.02.09)

香港からこんにちは

恭喜發財 (Gong Hei Fat Choi) !!

新年快樂 (San Nin Fai Lok) !!

 

豚年、明けましておめでとうございます🐷🧧🍊

 

今年は、2月5日に旧暦のお正月を迎えました。 旧正月は、香港でも一年で最も重要で盛大な中華圏のお祝い。

親戚、友人を訪ねて周る賑やかな旧正月の3日間を終え、香港のほとんどの企業や金融機関は、8日からビジネス再開。

さぁ今年もまた楽しくいい仕事をして、お金をたくさん儲けて参りましょう

 

さて、華やかな香港の旧正月を飾るのに欠かせないのが、ライオン・ダンス、

『舞獅』 (Mol Si)

 

英語圏にチャイナタウンが多いこともあり、広く「ライオン・ダンス (Lion Dance)」とも呼ばれてます。

かつてシルクロードを通って中国に運ばれたライオンは、中国文化では「強さ、英知、優越」のシンボル。

 

魔除けをし、幸運や富を招き入れる「招福駆邪」の旧正月ライオン・ダンス『舞獅』は、中国では西暦100年頃から行われてきたそうです。

その後、日本や台湾、マレーシア、シンガポール、ヴェトナムなどに伝わり、ライオンの容姿や内容は各国の民族性に合わせながら、それぞれ伝統芸能として広まり定着していったそうです。

日本のお正月でもおなじみの『獅子舞』は、中国のライオンダンス『舞獅』が元だってのですね。

 

ひと口に『舞獅』と言っても、国土が縦に横に広大な中国。

同じ中国国内でも民族性や地域性の違いは幅広く、例えば地方によっては方言以上に違いがある「殆ど外国語」状態ともなる中国語もそうですし、その地域による違いや個性は、ライオン・ダンス『舞獅』にもよく表れています。

香港スタイルの『舞獅』は、香港、澳門 (マカオ) を含む廣東省、海南省周辺、中国華南地區伝統のもの。 

例えば、北京など中国北部と香港の『舞獅』は何が違うかというと、まずライオンの華やかな色合い

 

縁起のいい赤、金、黄色はもちろん、オレンジ、ネオンイエロー、ネオンピンク、ネオングリーン、ネオンパープル、、、などなど。 とにかく、派手で強いけれど、明るくて温かい色の組み合わせを多様します。

 

そして忘れてならない、中華太鼓とシンバルのド派手でリズミカルな音

 

静寂は福を呼ばず。。。

これは、日常生活からしてまず間違いなく、香港人と香港の街に染み付いている「香港の常識」で、香港ライオン・ダンスの独特の音とリズムとこの勢いは、至極当然の成り行きでこのスタイルになったはず

そして、実際のライオンの動作を模倣している、と香港人は言いはる、要するに彼らが考えるところのライオン・ダンスのあの動き。

で、、、それが、カワユイ〜

 

何がって、その容姿、歩き方、口の開け方、表情、背伸びの仕方、語る背中、尻尾、、、動作の全てが

 

各商店の入り口にぶら下がった利是 (Lai Si。香港版お年玉) 付きのレタスを、、、

頑張って背伸びして取って、、、

 

 

むしゃむしゃむしゃ

 

そして、それを勢いよく吐き出して、福を撒き散らす、縁起のいいライオンくん。

 

利是 (Lai Si。香港版お年玉) の紅封筒も大好きで、、、

 

それに目がないライオンくんは、利是ゲットで、、、

お目目パチクリ瞬きして、どことなく嬉しそう

 

何とも愛嬌のある表情と動作でしょう?

大きな太鼓とシンバルの音、ノリのいいリズムとライオンの舞で縁起を担ぎ、今年一年の繁栄と招福を願う。

そして、利是を貰って福を撒いたら、フサフサの頭の毛と長い睫毛のつぶらな瞳でちゃーんとお辞儀をして、お礼を言ってから次に移ります。

 

香港人の、何をしても憎めない愛嬌ある気質そのものに私には見える、香港旧正月のライオン・ダンス『舞獅』。

 

私が、香港と香港人を愛してやまないもう一つの理由が、ここにもあります

 

JUN

香港STYLE Vol.57 春節の運気 (2019.02.02)

香港からこんにちは

 

今年もまた、この季節になりました

『春節』

 

 

 

今年の春節、旧正月の元旦は、2月5日です。 

 

香港では5日〜7日の3日間、中国本土では4日〜10日の1週間が、春節の祝祭日 (公休日) になります。 中国と香港では、同じお祝いでも、祝祭日扱いの日数が微妙に違うのですね。

香港では、イースター (キリストの復活祭) やクリスマス (キリストの生誕祭) も、バッチリ祝祭日になりますが、中国ではもちろん違います。

香港のいいところは、欧米と中国の祝祭日が両方採用されてるとこ、と冗談半分、でも本当に嬉しそうに言う、香港人の友人

これも、英国による植民地統治を経て中国に返還され、現在、香港が『一国二制度』都市であることの恩恵なのでしょう。

4月の清明節、6月の端午節、9月の中秋節、10月の国慶節などは、香港も中国も同時期にお祝いをしますが、公休扱いとなる日数には、少々違いがあります。

中国本土の祝祭日の多くが、数日〜1週間を超える大型連休となることが多いのに比べ、香港ではせいぜいが1〜2日のお休みのみ。

働き者なんだか、単に、立ち止まってられないせっかちな性分なんだかは不明ですが、いずれにせよ、お休みの日数はかわいいもんです

ついでに可愛かった、香港で大人気ケーキショップ「Ms B’s CAKERY」の春節デコレーション。 

 

 

 

 

 

 

今年の干支のイノシシ、、じゃなくて、ブタちゃん🐷に混じって、なぜかアヒルとフクロウが結構な存在感 それもまたよし

 

一年で最も香港の街が華やかに彩られ、香港の人達にとって大きなお祝い事なのが『春節』。

新たな新年のスタートを迎えるために、年の瀬には大掃除をして家の中をピッカピカにし、新しいものや、縁起のいいもの、色鮮やかな花などを飾ります

 

そして、新年には縁起のいい言葉を皆で言い合って、家族、親戚、友人と賑やかに一年のスタートを過ごす、それが 香港の春節スタイルです

 

春節は、旧暦で元旦の3日前から始まります。

年廿八 (ニン ヤァー バァ) : 今年は2月2日。 大掃除の日。 掃除なくして強運は訪れませぬ 世界共通ですね!

年三十 (ニン サム サップ) : 大晦日。今年は 2月4日。 この日の夜は、家族と一緒に魚料理と甘いスープに白玉団子を入れた「湯丸」が定番なのだそう。 

 

 

初一 (チョー ヤイッ) : 旧暦の元旦。 今年は2月5日。 新年を迎え、親戚や親しい友人などの挨拶回りをする日。 食事を一緒にしながら、麻雀をして過ごすのも香港の伝統。香港の娯楽、映画館で映画を楽しむ人も多いそうです。

 

 

初二 (チョイ イー) : 今年は2月6日。 香港のラッキースポット,沙田 (シャー ティン) のお寺「車公廟」(チェー ゴンミュウ) で、飾り車を買って幸運を呼び込むと良い日、だそう。

 

 

初三 (チョイ サム) : 今年は2月7日。 この日は「赤口」(チェッ ハウ) と呼ばれ、実は喧嘩をしやすい日なのだとか 

お正月も3日目となり、親戚一族、友人知人が入れ替わり立ち代わり訪れれば、まぁタフな香港人と言えども疲れも溜まる頃

よって、この日はお寺の参拝は控えた方が良いとされ、その代わり、大埔 (タイポー) にある「林村許願樹」(願が叶う木) にお願い事をしに行く人もいるのだそう。

 

初七 (チョーツァッ) : 今年は2月11日。この日は、人類の (?) の誕生日、と香港では (たぶん香港だけ。。) 言われている日。 香港では、旧正月元旦に鶏、2日目に犬、そして7日目に人が作られたという伝説 (?) があるそうで (ますます怪しい。。)、この日は「人日」と言われています。 みんなの誕生日、ってことですね!

 

 

元宵 (ユン シュウ) : 今年は2月19日に当たる「元宵節」。 この日は、春節の締め。 と同時に、中国のバレンタインデーでもあるんです。  ロマンチックな香港の夜景をバックに、ランタンを見ながら宵を過ごすカップルで賑わうそう

 

 

お正月といっても、ところ変われば。 また日本とは違った楽しみがあるのが、香港の旧正月、春節。

 

 

ライオンダンスの大胆で軽快な音とリズムと色彩で、幸運に感謝し更なる運を呼び込み、ワイワイ賑やかに過ごす彼らの生命力と胃袋のパワーに圧倒されながらも、彼らといると今年はもっといいことがありそうな、いい流れを作っていけそうな気になる、そんな素敵な香港の旧正月

 

 

Happy Lunar New Year

JUN