香港STYLE Vol.44 空の旅「香港国際空港」(2018.11.03)

香港からこんにちは

 

厳密に言うと「日本からこんにちは」となっている今回の香港STYLE。 家族のお祝い事のため、数日間の一時帰国中ございます

さて、近年世界はますます小さく感じるようになりましたが、長距離で国外へ移動する交通手段といえば、やはり飛行機ですよね。 誰しもが、旅行や出張で飛行機を利用されるかと思います。

その飛行機が集まる場所、それが空港。

空港内に流れる、その国その土地の独特の空気、香り、熱気。 様々な国の人が集まっては、散り散りに去って行く空港という場所は、「流れ」が吉と言われる風水的視点からもいい気がありそうな気がしませんか?

飛行機で香港を訪れる際に必ず使う、香港の空の玄関口「香港国際空港」(香港國際機場/Hong Kong International Airport) をちょっぴりご紹介します。

 

香港といえば、密集する市街地の建物すれすれに大きく機体を右旋回させながら着陸進入する、啓徳空港 (Kai Tak Airport/啟德機場) 香港アプローチが有名でしたね。

経験豊富なパイロットでさえこのアプローチは難しく、着陸時に世界で最も緊張する空港として知られていた、あの名物空港です。

啓徳空港は、英国統治下の香港が中国に返還される1997年まで、英国空軍の離発着基地としても使われていました。

香港の経済発展とともに、それまで市内中心近くにあった啓徳空港が、多くの離着陸数と乗降者数をこなす国際空港としては手狭になったため、ランタオ島の現在の場所へ移転することになりました。

新たに建設が始まった香港国際空港は、香港の中国返還に合わせて1997年に開業すべく準備が進められましたが、実際に新しい空の玄関口としてグランドオープンしたのは1998年。 

しかしオープン当日からコンピュータシステムの故障や操作ミス、停電、運航の遅延などトラブルが多発し、市内中心部から遠いなど開港当初は不評だった香港国際空港。

 

遠いとはいっても中心部から車でたったの30分。 これで遠い遠いと言う香港人ですから、いかに香港が狭い土地で、いかに彼らの時間に対する価値観がせっかちなのかが分かるかと思います。

香港国際空港に移転後は、啓徳空港の名物だった香港アプローチの景色は見られなくなりましたが、新空港自体は改良に改良を重ね、オープン当初より便利で機能的で、魅力的に生まれ変わり、見事に汚名返上。

2001〜2008年には、毎年連続で世界のベストエアポートにも選ばれ、大規模ながら非常に機能的な設計で、誰もが分かりやすく誰にでも利用しやすくできています。

私もこれまで世界中で多くの空港を利用してきましたが、香港国際空港はなかなかに優秀な空港だと思います。

 

アジアのハブ空港としての役割を担う香港国際空港は、デザインや使いやすさだけでベストエアポートに選ばれたわけではありません。 「環境に優しい」これも実は大きなポイント。 

空港内照明のLED使用、廃棄物のリサイクル、省エネの空調設備、二酸化炭素の排出量制限などなど、自然環境のことも大変よく考えられた設計になっているんですね。

各航空会社のチェックインカウンターが並ぶドーンと吹き抜けのエントランスは、これから始まる旅のワクワクを倍増させてくれる、そんな魔法の力があるような気がします。 

次回は、空港の中を少しずつご紹介しますね!

 

JUN

 

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