年別アーカイブ: 2016年

イギリスあれこれ No.3 イギリス貴族の館 田舎スタイル

イギリス貴族の館 田舎スタイル

ヴィンテージ飛行機とクラシックカーの膨大なコレクションを敷地内に保管展示している Shuttleworth Family のお屋敷の中を見学することができました。広大な敷地内ではその昔、貴族たちが馬に乗って狩りを楽しんだとか。その中に立つ館の外観はいかにも古そうながっしりとした煉瓦づくりです。
2016-11-03-16

真っ赤に紅葉した蔦かづらが歴史を物語っているようですね。
2016-11-03-17

そういえば「嵐が岡」や「レベッカ」の映画の中に出てきそうな雰囲気です。重厚な雰囲気のダイニングルーム。晩さん会のテーブルセッティング?これも映画でよく見かけるシーン。
2016-11-03-18

家族の肖像画がたくさん。マントルピースの上の肖像画はこの館の主でしょうか。
2016-11-03-20

シャンデリアも天井も、古き良き時代を偲ばせます。
2016-11-03-22

階段のステンドグラスも素敵ですね。偉そうな肖像画の紳士はご先祖様かな?
2016-11-03-21

玄関には年代物のホールクロック。どんな時を刻んできたのでしょう。
2016-11-03-23

イギリスあれこれ No.2 愛しのクラシックカー

愛しのクラシックカー

ヴィンテージ飛行機に続いて、クラシックカーの話題です。

2016-11-03-08

飛行ショーと同じ日に、SHUTTLEWORTH ではクラシックカーのレースショーも同時開催されておりました。

2016-11-03-09

まるで1900年代初め頃の映画に出てくるようなアンティークカーがズラリと。

2016-11-03-02

眼玉のように飛び出したヘッドライト、クラクションはラッパみたい。

2016-11-03-31

2016-11-03-07

運転する人のスタイルも年代物!

2016-11-03-25

何故かオープンカーが多いですね。

2016-11-03-32

イギリスあれこれ No.1  イギリス人は古いものがお好き

イギリス人は古いものがお好き

イギリス人のアンティーク好きは有名です。中には筋金入りのマニアがおります。

最高の秋晴れになった10月のある週末、ヴィンテージ飛行機の飛行ショウを見てきました。場所はロンドンから車で小一時間の郊外。
2016-11-03-01

そのエリアの大地主であった Shuttleworth Family のお屋敷がある広大な敷地内で毎年開催されているそうです。
2016-11-03-04

100年以上も前のエンジンや、ボルト1個に至るまでメンテナンスし、詳細な記録と共に保管展示されていましたが、イギリス人のオタクっぷりを改めて垣間見たような気がします。
2016-11-03-03

2016-11-03-27

ヴィンテージ飛行機のユニークなエンジン音は、周囲の美しい田園風景の中で、ことのほか耳に心地よく感じられました。
2016-11-03-05

2016-11-03-11

2016-11-03-10

イギリスあれこれ(予告です)

union-jack-jpg

イギリスについて、皆様はどんなことをご存知ですか?

・ 日本との時差は9時間(夏は8時間)

・ ヨーロッパの端で周りを海に囲まれている

・ 首都はロンドン、言語は英語

・ ビートルズが生まれた国

・ 車は日本と同じ左側通行で、ロールスロイスは超高級車

・ エリザベス女王は在位64年、今年90歳でとてもお元気

・ 大英博物館にはロゼッタストーンがある

・ 最近の国民投票でEUを離脱して喜んだり後悔したり

・ ダイヤモンドのデビアス社の本拠地はロンドンにある

・ サッカー選手のベッカムはイギリス出身

・ イギリス料理はブレックファースト(朝食)がいいと言われる

・ 世界で最初に産業革命を起こした国

思いつくことをランダムにあげてみましたが、昔は大英帝国と呼ばれ、日本では明治のころから政治や教育のお手本とされた国です。

その素顔をちょっと覗いてみたくなりました。

これから時々、このブログ「エルサイトウの素敵な日々」で、イギリスの楽しい生情報をお届けしたいと思います。情報の発信者は、イギリス在住のエルサイトウ関係者です。どうぞお楽しみに!

12月の誕生石 トルコ石

Turquoise 02

12月生まれの方の誕生石はトルコ石です。

石言葉は「成功」「的中」「繁栄」

トルコ石の歴史は古く、メソポタミア(現イラク)では、紀元前5千年のトルコ石のビーズが発見されています。

名前の由来は「トルコの石」を意味するフランス語から。ただし、トルコで産出したことは一度もありません。13世紀まではトルコ石とは言わず、美しい石を意味する「カレース」と呼ばれていました。その後、この石をベネチアの商人がトルコ経由で地中海を経てフランスに持ち込んだとき、買い手が「トルコの石」と呼んだことが現在の名称の元となっています。

産地はペルシャ(イラン)、メキシコ近辺が古くから知られています。インカ、アステカ、古代メキシコ、北米インディアンなど、多くの民族から聖なる石として尊ばれてきました。

鮮やかなスカイブルーの色合いがイメージを招くのか、悪魔除け、持ち主の身代わりになる、危険が迫ると色が変わって持ち主に知らせる石と信じられ、旅人が馬やラクダに護符として結びつけました。「贈られたトルコ石はさらに効果を発揮する」という言い伝えもあります。

他に類を見ない美しい青色は、主成分である銅から生まれます。最も美しいとされる色は鮮やかな空青色で、アメリカでは「ロビンスエッグブルー」と呼ばれています。中には生成する時に母岩が中に入り込んだことによって、表面に「ネット」と呼ばれる褐色~黒色の模様が見られることもあります。ヨーロッパではきれいなネットが出たほうが人気がありますが、日本ではネットの無い美しい空青色が好まれるようです。
Turquoise 01

イランで採れるトルコ石は「ペルシャ産トルコ石」として現在でも品質に定評があります。

戦乱の中東の大地には、あの美しいターコイズブルーのトルコ石があるのですね。地球が創ったそんな奇跡の大地を人の血で汚すことなど、決してあってはならないことだとあらためて強く思います。

11月の誕生石 トパーズ

Citrin

11月生まれの方の誕生石はトパーズです。

トパーズは、古代ギリシャやローマ時代からジュエリーとして愛された歴史ある宝石です。

石言葉は「友情」「希望」「繁栄」「潔白」

トパーズという名前の由来は、かつて盛んに産出した紅海に浮かぶ島、トパゾス島(現在のセント・ジョンズ島)に因むという説や、「火」を意味する古代サンスクリット語「タパス(tapas)」からきたという説があります。

また昔、産出する辺りは年中霧が深く、懸命に探したことから、ギリシャ語で探すを意味する”topazios”という名前がつけられたとも言われています。

トパーズの和名は「黄玉(おうぎょく)」と呼ばれ、黄色い透明石の代表格のようなイメージがありますが、カラーバリエーションは豊富です。無色のほか、赤、橙、黄、青、藍と、ほとんどの色が産出されます。中でもピンクが希少で高価です。

Pink Topaz 01

(↑)ピンク・トパーズ・・・別名「ローズ・トパーズ」ともいわれる非常に美しい宝石です。ピンクトパーズのほとんどは、加熱処理で美しいピンクになりますが、その色合いは、高品質のピンクダイヤモンドや、輝きのある淡い色のルビーに似ています。

Imperial Topaz 01

(↑)インペリアル・トパーズ・・・オレンジがかった黄色、オレンジ、赤みのあるオレンジを合わせてインペリアルトパーズといいます。シェリー酒のような色合いの輝きの強い宝石です。主産地ブラジルの皇帝ドン・ペドロ2世にちなんで名付けられました。

Blue Topaz 02

(↑)ブルー・トパーズ・・・天然のブルー・トパーズは極めて稀で、現在、市場に出ているブルー・トパーズの99%は、無色のトパーズを人工的に処理して濃い水色にしたものです。1970年代にその処理法が発見されて以来、人気の宝石になりました。

カラーレス・トパーズ・・・無色のトパーズは、ブリリアントカットに研磨すると、低品質のダイヤモンドと見間違えることがあります。キュービックジルコニアが普及するまでは、ダイヤモンドの代替品とされてきましたが、現在では使われることは少なくなりました。

高村光太郎「智恵子抄」のレモン哀歌、その中の「トパアズいろの香気が立つ」という一節を思い出しました。新鮮なレモンに象徴された瑞々しい生命をトパーズ色に重ねた、とても美しい表現だと思います。

トパーズ色の透明な輝きの向こう側には、素敵な物語があるような気がします。

10月の誕生石 オパール

Opal-02

10月生まれの方の誕生石はオパールです。

名前の由来は「宝の石」を意味するサンスクリット語から来ています。

石言葉は「希望」「忍耐」「歓喜」

オパールの魅力は、見る角度によって次々と美しい表情が現れることです。さまざまな色を閉じ込めたかのような虹色の輝きが、独特の美しい光のゆらめきとなって「プレー・オブ・カラー(遊色効果)」を生みます。

オパールの美しい色合いを、古代ローマの博物学者プリニウスは「ルビーとエメラルドとアメジストの色が驚くべき鮮やかさで混ざり合っている」と表現しました。

日本では明治時代に、おしゃれな鹿鳴館の貴婦人たちをいち早く虜にし、以来、日本の女性のオパール好きは続いているようです。

オパールには次のような種類があります。

☆ ホワイト・オパール・・・地色が白、乳白色。日本でお馴染みのタイプです。

☆ ブラック・オパール・・・地色がグレー、黒色。オーストラリアで19世紀後半に発見されました。

☆ ファイアー・オパール・・・赤、黄、オレンジ色。メキシコオパールとも呼ばれます。

☆ ウォーター・オパール・・・地色が青系統のメキシコオパール。

☆ ボルダー・オパール・・・鉄鉱石の母岩の中に帯状に付着していますが、オパール部分が薄いため母岩と一緒にカットします。

☆ コモン・オパール・・・遊色効果が無い不透明なものです。ピンク、グリーン、ブルー。

オパールの「遊色効果」とは?

1960年になって、オパールが実は小さな球状の粒子(珪酸)の集合体であり、遊色を示すのは、粒の揃った球状粒子が規則正しく並んで詰まっているからだということが判明しました。光が当たると、粒子のサイズが小さい場合は紫、中間が緑、大きな場合は赤というように、虹色の遊色として現れるのです。

独特の「遊色効果」で変化に富んだ色調を見せてくれるオパールは、見つめているだけで夢の世界に誘われるような気がします。

Opal-01

9月の誕生石 サファイア

9月生まれの方の誕生石はサファイアです。

Velvet-Blue-Sapphire

サファイアもルビー同様、極めて古い時代から人々に愛されてきた宝石の一つです。

石言葉は「誠実」「慈愛」

名前の由来は「青」を意味するラテン語からきています。

古代ペルシャの神話では、大地はサファイアでできており、空はサファイアの色が反射して青いと信じられていました。

「出エジプト記」で有名な「モーゼの十戒」は、サファイアの石板に刻まれていたという伝説もあり、旧約聖書の中では、サファイアは神と密接な繋がりを持つものとして描かれています。

中世のキリスト教社会では、神に近い石として聖職者の冠やリングに用いられ、やがて大粒のブルーサファイアは、時の為政者たちの権力の象徴として競って求められるようになりました。

ロシアのロマノフ王朝は、史上最大級といわれる260.37カラットのサファイアのブローチを手にし、イギリス王室も、正式な王冠に18の大粒サファイアをはめ込み、フランスのルイ王家の王冠には、132カラットの大粒サファイアが飾られました。

ブルーサファイアの中で最高の色とされているのは「幻のサファイア」といわれる「カシミールサファイア」です。1881年頃にヒマラヤの北西(インドとパキスタンの国境)に位置するカシミール地方、標高4000mのところで発見されましたが、現在ではまったく産出されていません。

カシミールサファイアの美しさは、若干白みがかった何ともいえない柔らかなブルーにあります。その青は「コーンフラワーブルー」「ベルベティブルー」と呼ばれます。

サファイアは実は、とてもカラーバリエーションに富んだ宝石なのです。属する鉱物はルビーと同じ「コランダム」。

赤色は「ルビー」、青色は「サファイア」、それ以外は「ファンシーカラーサファイア」と呼ばれています。ファンシーカラーサファイアには、パパラチア(蓮の花の意)、ピンクサファイア、オレンジサファイア、イエローサファイア、グリーンサファイア、バイオレットサファイア、パープルサファイアなどがあります。

カボションカットしたサファイアの中にはスター効果を示すものがありますが、「スター・サファイア」と呼ばれ、古来から「幸運の石」とされてきました。

Star Sapphire 01

イギリスのダイアナ妃は、ブルーサファイアがとても似合う美しい方でした。彼女のリングを受け継いだウイリアム王子の奥様キャサリン妃も、ロイヤルブルーがお似合いになる素敵な女性ですね。

Kashmir Sapphire 01

8月の誕生石 ペリドット

Peridot

8月生まれの方の誕生石はペリドットです。

ペリドットの語源はラテン語の「オリーブ」で、実際にオリーブの実に近い緑で産出します。

紀元前2世紀に栄えたエジプト・プトレマイオス朝の歴代の王たちが、好んで王冠に配するなど、ペリドットは有史以前の古代エジプト時代から愛された宝石です。

石言葉は「夫婦の幸福」「夫婦の愛」「恐怖心の除去」

古くから熱狂を沈める、心を平安に保つ石と信じられてきたことから「夫婦仲を良好にする石」とされてきました。太陽の宝石ともいわれ、繁栄のシンボル、悪魔除けの力もあるとされています。

無機宝石の中では珍しく、ペリドットは粘りのあるオイリーな光沢を持ちます。太陽光の下では薄い黄緑色に発色し、夜の蝋燭を使った照明の下では深い緑色に見えることから、「イブニング・エメラルド」という異名を持ちます。宮廷文化華やかな時代のヨーロッパ貴婦人たちは、ステップカットを施した大ぶりなペリドットを使ったジュエリーを数多く誂えています。

カラーバリエーションは淡い黄緑色~濃い草緑色。最高の色は清々しい青リンゴのような黄緑色です。

主な産出国は、ミャンマー、スリランカ、ブラジル、ケニアなど。

古代エジプトの王様たちは、太陽神をこの宝石にイメージしたそうです。そう思って見ていると、力強い生命力がふつふつと湧いてくるような気がします。

Photographed from the GIA Collection for the CIBJO project from the Dr. Eduard J. Gubelin Collection. Collection # 30880, antique cushion cut peridot, 130.60 ct.

7月の誕生石 ルビー(紅玉)

Christie's Hong Kong 2006.06-02

7月生まれの方の誕生石はルビーです。

ルビーは宝石の中でも、年齢を問わず愛用されている伝統ある宝石です。ルビーの語源は、ラテン語で赤を意味するRubeus(ルベウス)から。色はクロムの含有によります。

石言葉は「情熱」「威厳」「永遠の命」

人間とルビーの出会いは実はダイヤモンドより古いのです。旧約聖書の中にダイヤモンドは登場しませんが、ソロモン王の言葉の中で何度も使われています。

ギリシャ・ローマ時代は「燃える石炭」と呼ばれていました。ヨーロッパでは昔から、血や炎、情熱を象徴し、勇気と威厳をもたらすといわれています。中世ヨーロッパの君主たちは、ルビーを危険から身を護る石として、王冠やリングにセットして身の回りに置くことを好みました。

古代ヒンズー教徒はルビーを「ラトナラジー(宝石の王)」や「ラトナナヤーカ(宝石の指導者)」と呼び、赤い色は内部で燃える不滅の炎だと考
えました。

古代ミャンマーでは、不死身の石、邪念を払い、身に着けると健康になる石として、古くは薬効もあるとされていました。

ルビーはサファイアと同じコランダムに属します。地球の気まぐれで、わずかなクロムが混ざると赤色のルビーに、鉄とチタンが混ざると青色のサファイアになります。

カラーバリエーションはピンクを帯びた赤色~紫を帯びた赤色。最高品質は僅かに青みのある紫を帯びた赤色で「ピジョン・ブラッド(鳩の血)」と呼ばれます。

カボションカットのルビーで表面に6条の白いラインが出るものは「スター・ルビー」と呼ばれる最高品質です。

Star Ruby 01

主な産地は、ミャンマー、タイ、スリランカ、ベトナム、アフガニスタン、カンボジア、パキスタン、インド、ケニア、タンザニア、ロシア、アメリカ、オーストラリア、ノルウェー

ルビーはその赤い色を見るだけで元気になりますね。歳をとってもいつまでも元気でいたい方には、ぜひルビーをお奨めいたします。