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香港STYLE Vol.45 香港国際空港⓶ 2018年宇宙の旅 (2018.11.10)

香港からこんにちは

 

コスモポリタンシティ香港の空の玄関口、香港国際空港。

世界中の人々の往来を24時間開支える、アジアのハブ空港です。

 

香港島にまだ、今ほど多くの高層ビルが建ち並んでいなかった1970年代などは、啓徳国際空港 (Kai Tak Internation Airport) の滑走路へ着陸するために、九龍市街地真上をぎりぎりまで高度を下げていくパンナム機が、ミッドレベルの自宅テラスからよく見えたそうです。

そしてそれらが見えてから、来港する家族友人を空港に迎えに家を出ても充分間に合っていた、まだそんな、のほほんとした時代の香港だったのです。

ちなみに、熟練パイロットでも緊張する、世界一着陸が難しいと言われた啓徳国際空港は、その着陸アプローチの様子が世界一有名な空港でした。

 

 

これですもんね。。。

 

香港の急速な経済発展と国際都市化に伴い、国際空港としてのキャパシティの限界から、現在のランタオ島に移転、大規模拡張され、1998年にグランドオープンした香港国際空港。

 

市内中心部への利便性、環境へ配慮された建築構造、免税店や飲食店の充実、発着便の多さなど、香港国際空港の良さはたくさんありますが、この空港の最大の良さは、、、

分かりやすく使いやすい 

極端な話、小さな子供でも、高齢者が一人でも、なんなら宇宙人でも👽、迷うことなく使えるように動線が明確に考慮されています。

エイリアンにもフレンドリーな香港国際空港

過剰なサービスに気を取られることなく、空港内で無駄に歩き回ることなしに利用客を飛行機に乗り降りさせ、出入国させるという、言ってみれば空港としての本来の役割を全うしている、ただそれだけ。 

先回りしたサービスの押し売りでなく、必要とされる時に問題なくあるサービス、その至極当然の機能が機能しているのが、香港国際空港なのです

そして、とにかく流れを止めない。

カスタム (税関検査) でも、日本の空港のように一人一人例外なく全員止めてチェックなんてしちゃあいません  みんな素通りです

やっても無駄なこと、効率的でないことはしないのが、香港スタイル

 

人の流れや動線をどうしたら滞らせないで済むか、どうしたら最短距離の最短時間で最大効果を上げることができるか。 こういう問題解決にかけては、香港人はつくづく天才と思います

 

チャイルド、シニア、果てはエイリアンにまで使いやすくできている香港国際空港

その一つに、空港内の圧倒的なバリアフリーがあります。 空港と香港市内を24分で結ぶエアポートエクスプレス (Airport Express・機場快綫) もその一つ。

空港到着出口を出て、そのまま真っ直ぐ歩くと、同じフロアにエアポートエクスプレスのプラットフォームが。

荷物を持って面倒くさいエレベーターや改札口なども通ることなく、コロコロとスーツケースを転がして、出口を出たらすぐ先に見えるプラットフォームに直進するだけ。

ちなみに、エアポートエクスプレスの市内終点の香港駅 (Hong Kong Station・香港站) に到着後も、バリアフリーは続きます。 電車を降りてすぐ目の前の改札を通ったら、これまた同じフロアすぐ目の前がタクシー乗り場。

空港へ到着から、大きな荷物を持ち上げたりなど一切せずにタクシーに乗れるようにできています

 

また、Eゲートと呼ばれる、パスポートを使わず審査官を必要としない、超スピーディーな機械による出入国手続きの導入も、実は香港が世界で最初に取り入れたこと。 

香港在住者なら誰もが必ず持っている「香港IDカード」を使って、「香港居民」(Hong Kong Residence) のEゲートから出入国します。 これは日本が最近、国際空港で取り入れ始めた顔認証ではなく、指紋認証によるもの。

Eゲートが Easy Gate なのか、Express Gate なのか、はてまた Efficiency Gate なのかは、当の香港人も定かではないようですが、まぁ誰が最初だとか何が正確な名前かとか、そんなことは彼らにとってどうでもいいことなんです

大事なのは、スピード

そして、それによって得られる時間と効率性

先に進まないことには意味がない。 そうやって香港は少しの時間も有効に、しかも宇宙人にも分かる効率性で、これからも発展を続けてゆくのでしょう

 

JUN

香港STYLE Vol.44 空の旅「香港国際空港」(2018.11.03)

香港からこんにちは

 

厳密に言うと「日本からこんにちは」となっている今回の香港STYLE。 家族のお祝い事のため、数日間の一時帰国中ございます

さて、近年世界はますます小さく感じるようになりましたが、長距離で国外へ移動する交通手段といえば、やはり飛行機ですよね。 誰しもが、旅行や出張で飛行機を利用されるかと思います。

その飛行機が集まる場所、それが空港。

空港内に流れる、その国その土地の独特の空気、香り、熱気。 様々な国の人が集まっては、散り散りに去って行く空港という場所は、「流れ」が吉と言われる風水的視点からもいい気がありそうな気がしませんか?

飛行機で香港を訪れる際に必ず使う、香港の空の玄関口「香港国際空港」(香港國際機場/Hong Kong International Airport) をちょっぴりご紹介します。

 

香港といえば、密集する市街地の建物すれすれに大きく機体を右旋回させながら着陸進入する、啓徳空港 (Kai Tak Airport/啟德機場) 香港アプローチが有名でしたね。

経験豊富なパイロットでさえこのアプローチは難しく、着陸時に世界で最も緊張する空港として知られていた、あの名物空港です。

啓徳空港は、英国統治下の香港が中国に返還される1997年まで、英国空軍の離発着基地としても使われていました。

香港の経済発展とともに、それまで市内中心近くにあった啓徳空港が、多くの離着陸数と乗降者数をこなす国際空港としては手狭になったため、ランタオ島の現在の場所へ移転することになりました。

新たに建設が始まった香港国際空港は、香港の中国返還に合わせて1997年に開業すべく準備が進められましたが、実際に新しい空の玄関口としてグランドオープンしたのは1998年。 

しかしオープン当日からコンピュータシステムの故障や操作ミス、停電、運航の遅延などトラブルが多発し、市内中心部から遠いなど開港当初は不評だった香港国際空港。

 

遠いとはいっても中心部から車でたったの30分。 これで遠い遠いと言う香港人ですから、いかに香港が狭い土地で、いかに彼らの時間に対する価値観がせっかちなのかが分かるかと思います。

香港国際空港に移転後は、啓徳空港の名物だった香港アプローチの景色は見られなくなりましたが、新空港自体は改良に改良を重ね、オープン当初より便利で機能的で、魅力的に生まれ変わり、見事に汚名返上。

2001〜2008年には、毎年連続で世界のベストエアポートにも選ばれ、大規模ながら非常に機能的な設計で、誰もが分かりやすく誰にでも利用しやすくできています。

私もこれまで世界中で多くの空港を利用してきましたが、香港国際空港はなかなかに優秀な空港だと思います。

 

アジアのハブ空港としての役割を担う香港国際空港は、デザインや使いやすさだけでベストエアポートに選ばれたわけではありません。 「環境に優しい」これも実は大きなポイント。 

空港内照明のLED使用、廃棄物のリサイクル、省エネの空調設備、二酸化炭素の排出量制限などなど、自然環境のことも大変よく考えられた設計になっているんですね。

各航空会社のチェックインカウンターが並ぶドーンと吹き抜けのエントランスは、これから始まる旅のワクワクを倍増させてくれる、そんな魔法の力があるような気がします。 

次回は、空港の中を少しずつご紹介しますね!

 

JUN

 

香港STYLE Vol.43 ポジティブファッションが世界を変える⓶ タイムレスな赤 (2018.10.27)

香港からこんにちは

 

 

タイムレス。

もしかしたら、この言葉ほど香港の一般的なイメージとは違うものもないかもしれません。 また、この言葉ほどイギリスのイメージを表現するのにぴったりな言葉もないでしょう。

長い年月をかけ歴史や文化、芸術を育んできたイギリス。 数百年前と同じ方法で調理された同じ味付けの食事をし、500年前に建てられた同じ校舎で学ぶ、当時から変わらない理念の学校教育。 数百年間同じ景色も田舎のランドスケープに、彼らの悠久な時間の流れ。

変わることが宿命のような香港。 変わることをよしとし、むしろ変わらないと生きていけない街かもしれません。

どんな小さな隙間でも、ビジネスチャンスを見つけては果敢に飛びつき、利益なしと見込めばあっさり転業。 見通しが悪ければ、新しい道を見つけて進むまで。

次から次へと方向転換をし、その機動力がさらなる変化を呼び込む香港は、その摩擦熱でさえ彼らのパワーであり原動力なのです。

 

 

アジアにありながら相反するものが存在する、混沌と整然の香港で、好んで使われるタイムレスな色、それは赤かもしれません。

 

何につけてもダイナミックなこの街で、赤色の持つエネルギーは、そんじょそこらの甘えを受け入れない強さと潔さをもって好まれます。

 

 

今でも忘れられないのが、高級ショッピングモールですれ違ったご年配女性。

杖をついてゆっくり歩く彼女の足元は、ハイヒールではなく履きやすそうな少しだけ高さのあるシンプルな靴でしたが、お化粧をし髪の毛は綺麗にセットされ、形の整えられた指先の爪に赤いマニキュア。

杖をつく指先でさえ、赤で彩る気概。 足元がおぼつかずとも、指先を赤にする意志。

ただすれ違っただけの彼女の人生は、私には知る由もありませんが、そんなカッコよくもドラマチックに年齢を重ねたいとその時思ったものです。

指には大粒のダイヤモンドリングが輝き、彼女の内面からにじみ出る、意志の強さと赤とダイヤモンドという3者の共演は、お互いに異なものが共存し高め合う、香港という街そのもののようでした。

 

人生の甘辛をポジティブに受け入れ謳歌するのにぴったりな赤。

 

 

ポジティブであり潔く、成熟した人にこそ似合う、タイムレスな色。  

 

人によって街によってタイムレスの意味合いは変わるのかもしれませんが、赤が香港にとって特別な色なのはタイムレスなのかもしれませんね

 

JUN

 

香港STYLE Vol.42 ポジティブファッションが世界を変える⓵ アジアンミューズ (2018.10.20)

香港からこんにちは

 

 

 

「美しい人」と聞いた時、皆様はどのような女性を思い浮かべますか?

スラリと高い身長に、長い手脚と無駄のないプロポーション。 形の整ったアーモンドアイに綺麗なカールの長い睫毛。 バランスの取れた形のいい額に、まっすぐに通った鼻筋。 スッとした顎のラインに、高い頬骨が映える魅力的な横顔。。。などでしょうか

 

生まれながらに、または美容整形などにより、こんな完璧な容姿美を持つ女性もいるでしょう。

特に国全体で美容整形が盛んな社会では、多様な価値観の認識に未熟なことが多く、一方向に向かうワンパターン容姿美や外見的な美しさにばかりにフォーカスがいってしまい、結果としていつまでも人々の幸福度が満たされない、、という場合もあるでしょう。

 

私は、これまでロンドン、東京、香港と住み、ふと気がつけば人生の半分以上の歳月を、日本以外の国々で過ごしてきました。 

元来の、楽天的過ぎるのがたまに傷 (?) の外向的な性格も手伝ってか、その土地その土地で、現地に住む世代も国籍も違う様々な女性達と知り合い、仲良くなってきました。

そんな中、いつも私がその圧倒的な美しさで惹きつけられ、その時々でいろいろな気付きをくれ、人生の指標にいい影響を与えてくれたのは、なぜか必ずといっていいほど香港人の友人マダム達でした。 

 

 

彼女達の「圧倒的な美しさ」とは、先の「完璧な外見の容姿美」でも「ワンパターンの表面美」などでもなく、多種多様で個性的で揺るぎない、知性美、品格美、成熟美でした。

それは、彼女達の生き様から醸し出されるオーラだったのだと、今ではよく分かります。

 

香港人マダム達の、真っ直ぐに人の目を見る、凛とした緊張感。 考えをはっきりと表現する論理的な思考。 堂々とした姿勢の良さと、所作の美しさ。

 

どんなことにも動じず、余裕の微笑みを持てる大人の落ち着きぶり。 物事の本質を見る、鋭い知性と感性。 

家族や親友の為なら、躊躇なく大きな一歩を踏み出す、潔い決断力と温かいハート。 でもちゃーんと、自分にも利が廻り周るよう考えて行動しちゃう、とってもポジティブでお茶目な計算高さ

 

年齢不詳の女神達。

 

それが私が世界中で出会ってきた、香港人マダム達に共通する美しさなのです。

彼女達のボーダレスな姿は、いつ見てもブレがなく美しくタフ。

それでいてあらゆる変化を楽しみ、周りを幸せにし、自らも幸せなり、ぶっつけ本番の人生を生きることほど楽しいことはないと、その美しいオーラで教えてくれる、香港の女神達。

 

「人生も愛する家族もジュエリーも一緒。 本物だからこそ、面白くなくては。」

 

香港人マダム達が世界中で私に見せてくれた、グローバルをも超えたアジアンビューティ。

 

それは、形の美しさを見せるだけ、分別がありすぎるだけ、上品すぎるだけのおとなしい美ではなく、素直な自己表現と美しい自己主張、躊躇のないタフネスを兼ね備えた、香港流エレガンスだったのかもしれません

JUN

 

香港STYLE Vol.41 海に祝福された街 (2018.10.13)

香港からこんにちは

 

翡翠色の南シナ海と迫りくる岩山の間に、華麗に花開いた国際都市、香港。

 

この街はさまざまな時代のうねりをしなやかに乗り越え、世界有数の国際金融貿易都市として輝きを放ち続けていますが、意外にもあまり知られていないのが、香港の自然の豊かさ。

例えば、ヴィクトリアピークのウォーキングコースから香港を見下ろす時、コースを一周する短い時間で2つの全く違った景色を見ることができるように、近代的大都市と豊かな自然という対照的な贅沢が、手の届くところに共存しているのが香港の魅力なのです。

 

ヴィクトリアハーバーに面した、エネルギッシュでドラマチックな大都市。 

 

裏香港の、穏やかで大らかで全てを包み込むような、海と空と太陽の自然。

 

物質的な贅沢を超えたその先にある、ラグジュアリーでサステナブルな香港。 そんなところこそが、本当の香港スタイルだと思うのです。

 

香港には235の島々があり、ビルが建っている部分は実は陸面積全体の3割弱。 残りは自然公園や自然保護地区で、とても自然が豊かです。

 

「東洋の真珠」と称されるこの街にとって、中でも海は特別。 ヴァカンスやレジャー、社交の舞台でもあり、香港繁栄の要となった海運ビジネスの舞台でもある海。 

香港には、海の見える場所は多数ありますが、中でも香港島南西部から見る海は格別です。

特に海岸の高台を走るヴィクトリア・ロード (Victoria Road) や サイバーポート (Cyberport) から見る西の海は、実は香港で私の最もお気に入り。

 

海のすぐ目の前に広がるグリーンのオープンスペースに寝転がって、高い空を見ながら海風を感じ、遠くに響く大型船舶の汽笛の音を聞いているだけで、心がゆったりと穏やかになります。

いい気の流れだけが満ちる、最高に贅沢な空間。

 

パライバトルマリンを思わせる青緑色の海に、どこまでも続く高い空。

 

オープンエアの船上ダイニングも楽しめる、すぐ近く住む住人所有の真っ白なクルーザーが係留していたり、

 

世界全体が一瞬ゴールドに染まる、神々しいほどに美しいサンセットも。

エレガントでダイナミックで心地よく、豊かさに満ちた香港の海は、唯一無二の宝石のような美しさと尊さがあるような気がします。

 

香港は、本当に不思議な街です。

 

世界地図で見ると小さな「点」に過ぎませんが、この街の真価は国土の大小や人口という尺度を遥かに超えた、街や人の成熟度、洗練度、多様性、多面性、未知の可能性などが織りなす密度の濃さであり、それらはダイヤモンドのように永遠に輝き続けるに違いないと、海を見るたびに思うのです

JUN

 

香港STYLE Vol.40 オークションプレビューで出会う香港 (2018.10.06)

香港からこんにちは

 

10月に入り、爽やかな秋の晴天が続く香港

摩天楼の上層階が、時にすっぽり霧に覆われてしまうほどの高い湿度は、これから数ヶ月間はちょっとお休みです

先日の国慶節の祝日にヴィクトリア湾で打ち上げられた花火も、秋の夜空に降り注ぐ宝石の雫のように、煌びやかで幻想的なひとときでした。

 

香港は、歴史的な経緯、地理的な有利性という運を味方に、柔軟性、敏速性などグローバル時代にマッチした類い稀な対応力によって、世界中の人と人、物と物、利益と利益を繋ぐことでビジネスを生み出し、繁栄を遂げてきた街です。

 

そんな富の集まる香港で、長い歴史を持つのが美術品オークション。

これぞまさに、人と人、物と物、そして利益と利益を繋ぐ、イギリス発祥のビジネスです。

世界の美術品競売市場の9割がこの2社で占められていると言われる、世界最高峰の国際競売会社、クリスティーズとサザビーズ。

 

9月28日〜10月4日にかけて、香港クリスティーズであるオークションプレビューが行われました。

11月13日にスイスのジュネーブで行われる「Magnificent Jewels Geneva」のハイライトと、11月27日の香港で行われる「Magnificent Jewels Hong Kong」のプレビューです。

 

オークションシーズンは主に、春と秋。 

クリスティーズやサザビーズで取り扱われる商品は、ジュエリー、時計、絵画、美術品、家具、カーペット、ワイン、楽器や楽譜、住宅不動産などで、小さなオークションは世界各都市で通年行われています。

それぞれの分野のトップエンド、つまり芸術的にも資産的にも価値の高いものを集めた、重要なオークションが開催されるのが、春と秋なのです。

 

それらは必ずロンドン、ジュネーブ、香港、ニューヨークで行われ、毎回各分野で入札希望者達の華麗なる攻防が繰り広げられます。 

時に落札価格が世界最高記録を更新するなど、オークションの舞台裏は絶対的な秘密厳守の世界であり、大変魅力溢れる競売の世界なのです。

 

オークションハウスが、出品者と落札者、それぞれ双方から得る手数料は、落札額の25%ずつ。

そう、あるロットがもし1億円で落札されたら、オークションハウスには、落札額の計50%に当たる5千万円が入る手はずになっているのです。 

また、落札者が実際に支払う金額は、落札額に25%を上積みして、この場合は1億2千5百万円になります。 落札者は落札から1週間以内に、全金額を支払うことになっています。

 

という、オークションの着想や運営手法は、いかにもイギリス的と言えるでしょう。 それでも世界中に社交界、王族、実業家など富が存在し、コレクターが存在する限り、オークションハウスは不滅なのです。

 

また、信用第一のオークションハウス。 いかなる理由であっても、顧客の情報を警察に開示することは一切ないそうです。  重要なオークション会場で、必ず電話担当者がいるのも、入札者の身元を知られないため。

グローバルスタンダードでは、高額な入札品ほど、それを取り巻く入札希望者達の事前情報や詳細は決して外部に漏れませんし、落札後もメディアや公に落札者の名前が明かされる、又は明かすことはまずありません。

浮かれた落札者本人が目立ちたいという成金で、自ら名乗り出れば話は別ですが。。。 去年そういう人いましたね、日本に

 

さて、そんなクリスティーズ香港での「Magnificent Jewels Geneva and Hong Kong」プレビュー。  ジュネーブオークションのハイライト、18.96キャラットのピンクダイヤモンド「The Pink Legacy」も展示されました。

地球内部の高音高圧で圧縮された証の、彩度の強いピンク。 透き通る石を最大限に生かした、美しくバランスの良いカット。 ダイヤモンドならではの、清く、強く、凛とした輝き。 

何時間でも見ていたい、そんな美しさと高潔さと魅惑の輝きを持つピンクダイヤモンド。 今週末からは、ロンドンでのプレビューに行っているはずです。

 

他にも、1912年カルティエ社製のダイヤモンド・ティアラ。

 

アール・デコのエメラルド・カボションカットのブローチ兼ペンダントや、ヴァンクリーフ&アペル社製のダイヤモンドネックレスやブレスレット。

 

カルティエ社製のコロンビア産ドロップ型エメラルドイヤリング。

 

1922年カルティエ社製アール・デコの赤珊瑚とパールとダイヤモンドのブローチなどなど。

 

遥かな時を超えて輝き続けるジュエリー。

クリスティーズで出会った品格のジュエリーは、香港というこの街が辿ってきた奇跡と繁栄とも重なる、珠玉の幸運を持っているような気が、とてもするのです

 

JUN

 

香港STYLE Vol.39 宝石が贈る記憶 (2018.09.29)

香港からこんにちは

 

中秋節が過ぎ、都心でも少しずつ秋の気配を感じるようになってきた、9月も終わりの香港

 

初夏から夏にかけては、空の真上から強く照りつけていた太陽もここにきて、ふっと力を抜いたように穏やかな陽射しに変わり、人や風景とも調和する秋色ハーモニーを作り出しているようです

世界中の人々が集まる香港には、異なる文化や価値観を受け入れる、精神的に豊かな土壌があります。 若い頃から海外で教育を受ける若者も多く、考え方も美意識もグローバル。 

斬新な発想や、良いと思ったらすぐにアイディアを取り入れるスピード感とバイタリティが人を動かし、情報を動かし、変幻自在に姿を変える香港という街を動かしていきます。

大局的な強さと知性を兼ね備えたこの街の大胆さは、そのまま人々のファッションやライフスタイル、ビジネスにも反映されています。

 

ジュエリーの世界もそう。

デザインが個性的で華やかなのはもちろん、世界的に希少価値の高いものや財産価値、投資価値のある宝石も好まれ、代々のコレクターもいるほど。

 

香港は世界の金融センターというだけでなく、アート、とりわけジュエリーの世界でも、国際的に重要な都市と位置付けられています。

例えば、ヨーロッパの大手オークションハウス、クリスティーズやサザビーズが、著名人所有のプライベートセールスや、歴史的に価値のある品ばかりなどを集めた重要なセールスをする前に、世界の主要都市を周り数日限定でオークション品を展示する「プレビュー」というのを行いますが、アジアを周る際にプレビューの中心的役割を担う都市が、香港。

アジアで大きなセールスがある場合も、オークションは香港で行われます。

 

世界最高級クラスの宝石やジュエリーが、間近で見られるオークションプレビューには、必ずそれぞれの専門家が付き、時に、彼らから出品物の興味深いストーリーなどが聞けたりもします。 

 

近いものでは、11月13日にスイスのジュネーブで行われる、クリスティーズのジュエリーオークション「Magnificent Jewells」。

オークションハイライトの一つで、かつてオッペンハイマーコレクションでもあった、世界的に希少な天然ピンクダイヤモンドのリング。 それが現在、香港クリスティーズでプレビュー中です。 (10/4まで)

 

ファンシーヴィヴィッドという、希少なピンクダイヤモンドの中でも、されに最上級クラスとなる高い彩度と濃いカラーを持ち、カットも完璧なバランス、センターストーンは18.96キャラットという、まさに至宝の極上品です。

予想落札価格は、30〜50million USドル (約36億〜56億8千万円) とのことですが、実際の落札価格はおそらく軽々とこれを超えることでしょう

 

歴史的価値が高かったり、世界的に重要なオークションが行われる場合は、アジアでは香港、アメリカではニューヨーク、ヨーロッパではジュネーブかロンドン、とほぼ決まっています。

そんな香港のオークションハウスで見ることのできる見事なジュエリーの数々は、圧倒的な存在感で私達に語りかけてきます。

 

ショウケースのその小さな空間の中に、ひっそりと佇むひとつひとつの宝石。

ですがそれらには、装飾品や芸術品としての価値と同時に、もう一つの素晴らしいストーリーがあるのをご存知ですか?

 

数億年前に生まれた壮大な地球の記憶を持つ、鉱物としての研磨される以前の宝石達は、多くの奇跡と膨大な時間、そして最終的に人間の情熱と才能と技術を経てやっと、今ここにその姿となり存在しているのです。

 

それでもきっと、私達人間が関わっているのは、その宝石の持つ記憶の中では、最も手前のほんの一瞬だけでしょう。 それだけ宝石には、遥かなる地球のエネルギーが、長い長い記憶として組み込まれているのです。

 

私達の想像を遥かに超える強い生命力を持ち、地球内部の膨大な高温高圧エネルギーが加わったことよって生まれた、石の鮮やかな色、彩度、透明度。

中の内包物でさえも、宝石の個性と言える唯一無二の美しさを帯びたそれらは、ひとつとして同じものはありません。 

そんな宝石が記憶に持つ、地球の神秘に思いを馳せる時、なんだかワクワクしませんか?

 

宝石は、今ここにジュエリーとして存在していること自体が、大変な幸運を持っている証。

なぜって、それは数億年前の地球から送られてきた、奇跡であり生命の源であり、お守りなのですから

 

JUN

香港STYLE Vol.38 ユニバーサルなシグナル10 (2018.09.22)

香港からこんにちは

 

大荒れに荒れた先週末。

いやいや何が荒れたって、金融市場でもなく、大井競馬のレースでもなく、うちのオカンでもなく、、、

 

香港住民もれなく全員、強制引きこもりとなった、超大型台風「山竹」(Mangkhut。マンクット)。

 

香港の気象台に当たる香港天文台 (Hong Kong Observatory) が出す、暴風最高警告レベルのシグナル10が発令され、家の中では窓に近寄らぬようアナウンスされ、それでも猛威を振るい香港全土に爪痕を残していきました。

 

山の形が変わってしまうほど多数の木がなぎ倒され、道路は寸断。

これは香港島中心部、Mid-LevelsのKennedy Road。

 

あまりの風圧に鉄筋コンクリートの高層マンションも揺れ、地上100メートル級の自宅で船酔いする羽目になった、多くの香港住民

オフィスビルの窓ガラスは、強化ガラスにも関わらず風圧で割れ、

大事な書類よ、さようなら〜

 

何もしないよりはきっとマシ、と心に言い聞かせ、祈るような気持ちでマスキングテープを貼って窓を補強する親のその横で、ふざけるキッズ

まぁこうなるわな。 スパイダーマン

 

こちらは、友人宅のやる気ゼロのヘルパーさん作、窓補強。(台風が来るでしょ。 うちのヘルパーに予防策を敷いてと頼んだのよ、例えば、窓に大きなクロスを接着してテープしてとかね。 で彼女がやったのがこれ

ちっとも予防策になってない上に、なんかとってもクリスチャン。 祈れば何とかなる的アプローチか 

 

一方で、祈りも努力も虚しく場所によってはこうなる、ホラーの高層マンションベッドルーム。 窓枠ごと、バイバイウィンドウ

 

また、高層ビル建築現場のクレーンが折れて落下したり、冷房室外機が外れて宙に舞い、2人掛けソファがビル50階の高さを超えて飛んで行き、下を見れば海水に浸るハーバーフロントマンションのレセプションもあり。。。

 

 

大混乱の台風マンクットでしたが、香港での人的被害は、実はケガ人のみ。 それも香港全土でたったの391人という少なさ。

あっという間に元の生活に戻る街の回復の速さには、香港社会の段取りの良さと、明解なシステム作りの上手さが関係しているようです。

 

 

香港には、台風の暴風警告レベルを、簡単な数字で表示するシグナルがあります。 台風が近づくと香港天文台からシグナル警報が発令され、低い方から順に、1、3、8、9、10。

シグナル1は、ほぼナッシング。 3も全〜然余裕 

ところが、これがシグナル8になると、全ての交通機関が止まり、証券取引所を始め、金融機関、企業、商店も商業活動停止と法で決められています。 この時点で、香港の路上からほぼ人が消えます。 (ただし、8が解除されたら2時間以内に会社へGoという、無情ルールもあり)

さらには、暴雨警報を表すレインストームシグナルも。 弱い方からイエロー、レッド、ブラックと色で表し、小さな子供でも外国人でも理解できる、大変合理的なガイドライン。

 

マンダリンの扇子も一枚吹っ飛んだ

 

中心付近の気圧905hPa、最大風速60m/s、最大瞬間風速80m/sの勢力で、、、などと言われて、はい了解〜と、実感として掴める人がどれくらいいるかと考えたら、この香港天文台の簡単な数字と色による、名付けて「ほなごちゃごちゃ言わんで警告したれシステム」はまことに賢く、これぞ香港スタイルと思うのです。

 

かくいうマンクットは、暴風暴雨共にレベルMAXの「シグナル10 & ブラックレインストーム」台風であると数日前から発表されていたわけで、誰でも理解できる明解なガイドラインがあるだけで、無駄な被害を未然に防げられる部分というのも、あるかもしれませんね。

 

ちなみにマンクットという名前そのものは、この超デラックス破壊力の台風からは想像もつかない、甘〜くジューシーなフルーツ、マンゴスチンのこと

台風のネーミングさえも連想の斜め上。 予想外の巨大台風を生み出す、マジギレ寸前の最近の地球

あぁそういえば遥か彼方の火星でも、こんな嵐が毎日あるんだったなぁと映画「The Martian」を思わぬところで思い出し、現在のグローバル社会から未来のユニバーサル社会へと、台風マンクットから始まるギャラクシーへの壮大な夢

 

そしてどこの惑星に移住しても、港人のこのスピリットはきっと永遠かなとも思うのです

We love to take care of our money.

 

JUN

 

香港STYLE Vol.37 中秋節の気配 (2018.09.15)

香港からこんにちは

 

今年もいよいよやって参りました

縁起モノ、限定モノ、食べモノという、香港人が人生でこよなく愛するカテゴリーを全てクリアした、あの名物お菓子の季節が

 

中華圏の伝統的な祭事、中秋節 (Mid-Autumn Festival) の象徴、

月餅 (ユッベン)

 

ちょっと大きめのお饅頭のような月餅は、中秋節が近づくと、親戚友人知人の間で贈り合う、中華圏の伝統的な季節の贈呈品です。 

 

月餅をご紹介する前に、ほな中秋節とはなんぞや?を、ちょっとだけ

日本では「お月見」として知られていますが、中国には実はちょっと違ったお話があるんです。

ある所に、嫦娥 (じょうが) という美しく聡明な女性が、夫と幸せに暮らしていました。 ある日嫦娥は、夫から不老不死の薬を預けられます。その薬を飲んだ者は、仙人になり天に昇ることができるというのです。

嫦娥はそれを大切に閉まっていましたが、ある日泥棒が押し入り、その薬を盗られないようにと、とっさに自ら薬を飲んでしまい、天に昇っていきました。 そしてそれが、旧暦の8月15日、15夜の満月だったというのです

 

嫦娥を失った夫は嘆き悲しみ、毎年15夜の満月に嫦娥の好きだったロータス(蓮)や卵や果物などをお供えし、彼女を偲んだと言われています。

また、15夜の月に見えるウサギは中国では、嫦娥が飼っていたもので、嫦娥と一緒に天に昇り、不老不死の薬を臼で突いているのだそうです。

という、日本のお月見とはちょっぴり違う中秋節の背景。 

伝統や文化が中国から日本へ伝わる過程で、自然と話が変わっていったのか、それとも日本人が、自然を愛で楽しむことにフォーカスする平和なストーリーを好み、伝達の過程で故意に変わったのか、真意のほどは分かりませんが、中国にはこういった切なくロマンチックな神話が結構あったりします。 

 

とまぁ、中秋節のウンチク話はこの辺でお終いにして、この、ものすごく気になる月餅の中身、いったい何だと思います? そしてお味は?

 

今でこそ、こし餡、栗餡、ドリアン風味、ナッツとドライフルーツなどの西洋風味付けの月餅も出回り、極め付けは月餅アイスなるものも。 何でもありなようですが、最も伝統的な月餅の中身は、こちら。

ロータスとナッツのペースト、それに、鴨の塩漬け卵黄

どうですこの、明石家さんまと今田耕司がウーマン村本とムンバイでインドカレーを食べに行ったら的、唐突かつ皆目検討つかない感な組み合わせは。。。

 

肝心のお味は、、、

あまり深く追求せずに、一口だけ激甘塩の濃ゆいマリアージュを楽しみましょう、といったところでしょうか

 

実はこの月餅、香港人でも好き嫌いははっきり別れ、好きな人でも、この塩付け卵黄部分が好みという人と、ロータスペーストのみの部分が好みという二手に分かれます。 

 

とはいえ年一回、中秋節のこの季節にしかお目見えしない月餅は、実際のお味、好き嫌い、カロリー過多などどうであれ、それらを完全に超越した、中秋節の祝日に食べる古くから伝わる香港人のソウルフードなのです

現在は味もサイズもバラエティが増え、一口サイズの小さな月餅も多く出回っていますが、伝統的なものは直径約15cmの円形で、厚みも5cmほどとかなり大きいお饅頭サイズ。 家族や友人と取り分けて食べます。

 

満月を月餅の丸い形に例え、明るく丸い月は一族の繁栄と円満を意味するものだそう。

 

現在、中秋節で月餅を送り合う習慣は、中華圏の人々の面子を重んじる気質とも相まって、伝統から次第に社会現象に変化しているとも言われています。 

それでも、月餅を見るたびに中秋節のストーリーを思う時、透き通る秋の夜空にふと嫦娥の美しい気配を見るような気がするのです

 

JUN

香港STYLE Vol.36 露店街にて、思うツボ (2018.09.08)

香港からこんにちは

 

東洋と西洋、新と旧、ハイとローが心地よくも混沌と混ざり合う香港。

モードな最新コレクションを纏うお洒落ピーポー。 スポーティ&クラッシックなヨーロッパリゾート風佇まいのマダム達。 TシャツビーサンにイッテQイモトのノリで香港経済を裏で支える、パワフルなアマさん達。 歩道に敷いたハンカチの上に時計やCDを並べて売る (売れんのか?!) 謎の商売人。。。 

そんな多彩で魅力的な人々が行き交う香港は、まさにカオスの宝庫です。

中でも香港らしいカオス、それは下町の露店街。

広東語で、路邊攤檔 (ロウビンタンドン)。 

 

 

香港島中心部の中環 (セントラル) や灣仔 (ワンチャイ) にも、高層ビルの隙間を縫うように小規模な露店街はいくつかありますが、規模、ローカル色ともに濃くてエキサイティングなのは、断絶九龍サイドの露店街。 

固定式、移動式、合法、非合法と、様々な露店が存在します。 ノーライセンス (非合法) 露店においては、警察はちゃーんと分かっているようですが見えなかったことに、、、というこれもきっと香港スタイル

 

九龍サイドの露店街でガイドブックにも載っているほど有名なのは、旺角 (モンコック) の「女人街」ですが、最近の旺角は開発と観光地化の波で、なんだか妙にスマート 

以前のような混沌とした香港らしさ、雑多な下町らしさがなくなってきているのは少々否めません。 

そこで目指すのはっ 

 

深水埗 (サムソイポー) へ GO!

 

九龍サイドにある、香港で1、2位を争う下町ローカル色の濃い、問屋街、露店街です。

雰囲気はちょうど、御徒町と谷根千と巣鴨と秋葉原を足して6で割って、大阪ミナミと千林商店街のスパイスを加え、そこにブラマヨの2人が歩いてるかんじ   (余計分からんわ)

50年以上前から、外も中もきっと何も変わっていない建物、お店、住む人達の顔ぶれ。

そんな香港ローカルの日常が垣間見える深水埗は「ザ香港の下町」を堪能することができる、宝探しのようなエリアなのです

 

MTR (香港の地下鉄) 深水埗駅を出ると、

「香港の秋葉原」と言われる電気街、鴨寮街 (ンガプリウガイ) があるだけあって、デジモノ好きそうなお兄ちゃん率の高さに一瞬怯みそうになりますが、直ぐ目の前に広がるのは、洗濯物がひらひらとはためくレトロな唐楼 (トンラウ) と、その一階部分に入る問屋や商店、さらにその前に陣取ってぎっしりと並ぶ露店の数々。

そう、この時点で、1本の道路が2倍、どうかすると3倍活用されているということに気がつき、商売チャ〜ンスとあらば世界中どこへでも行く香港人魂の原点を、ここに見たような気がするのです。

 

露店街に足を踏み入れると、安いだけではありません。 統一性は皆無ですが、そこには想像を超える独特の世界が広がります。

中古鍋、ライター、タオル、変換プラグ、スマートフォンケース、文房具、髪飾り、子供服、スーツケース、サンダル、電池、靴下、CD、リモコン、ライト、ヘアアイロン、スマートフォンSIMカード、コンピュータの充電コード、コンピュータチップ。。。などなど。

露店街と侮るなかれ、実はそれぞれの露店はひたすら「だけ」を売る、スペシャリストの世界だったのです

 

ひたすらスマホケースだけ。

 

 

ひたすらサンダルだけ。

 

ひたすら腕時計だけ。

 

ひたすら子供服だけ。

 

ひたすら、、、   ん??? これは何を売る店ぞ?どう見てもオフィス引っ越しの粗大ゴミからかき集めてきたのではないかと思うような、コードの数々。。。

 

ここは引きこもりゲーマーお兄ちゃんの部屋ではありません。これを店舗と呼んでいいのか分かりませんが、左端の猫背の彼、一応商売してます。 これ全部売ってます

 

下のこの方達、ヨレヨレのTシャツ着て、一日中ここでゲームして遊んでるのではありません。

スクラップのアルミ板とコードとチップでコンピュータをゼロから一台組み立ててしまうほど、すんごい知識と技術のコンピュータスペシャリストおじちゃん達なのです 

人は見かけによりませぬ

 

そしてこのお方、今まさにコンピュータを組み立てているところ。

視線を感じてチラリと後ろを振り返るも、私が客でないと察知するや、なんでぇと無言で組み立てに戻る職人気質のおじちゃん。 惚れるぜ!

こんな露店もある、深水埗

 

極め付けはこれ、、、

椅子カバー
オフィスチェアに最適
こんなお洒落なカバーに変えるだけで
古い椅子がたちまち新しい椅子に
他にもいろいろなスタイルあります

露店脇にポンとゴミのように置かれていたこの椅子。 周りを見回しても商売主は見当たらず、近付いてよく見ると、布を乗せて椅子の後ろ側をピンで止めてあるだけ。  で、椅子カバーとさ

 

売れるかどうか、そもそもこの人 (どの人?) 商売する気あるのか、これを露店と呼んでいいのか不明だらけですが、売り込みを一切せず興味をそそらせるこのメチャクチャなマーケティング戦略。 

もしかしたら、これぞ香港スタイルなのかもしれないゾと思った、戦略にまんまとハマった深水埗の昼下がりでした

JUN