タグ別アーカイブ: 香港国際空港

香港STYLE Vol.45 香港国際空港⓶ 2018年宇宙の旅 (2018.11.10)

香港からこんにちは

 

コスモポリタンシティ香港の空の玄関口、香港国際空港。

世界中の人々の往来を24時間開支える、アジアのハブ空港です。

 

香港島にまだ、今ほど多くの高層ビルが建ち並んでいなかった1970年代などは、啓徳国際空港 (Kai Tak Internation Airport) の滑走路へ着陸するために、九龍市街地真上をぎりぎりまで高度を下げていくパンナム機が、ミッドレベルの自宅テラスからよく見えたそうです。

そしてそれらが見えてから、来港する家族友人を空港に迎えに家を出ても充分間に合っていた、まだそんな、のほほんとした時代の香港だったのです。

ちなみに、熟練パイロットでも緊張する、世界一着陸が難しいと言われた啓徳国際空港は、その着陸アプローチの様子が世界一有名な空港でした。

 

 

これですもんね。。。

 

香港の急速な経済発展と国際都市化に伴い、国際空港としてのキャパシティの限界から、現在のランタオ島に移転、大規模拡張され、1998年にグランドオープンした香港国際空港。

 

市内中心部への利便性、環境へ配慮された建築構造、免税店や飲食店の充実、発着便の多さなど、香港国際空港の良さはたくさんありますが、この空港の最大の良さは、、、

分かりやすく使いやすい 

極端な話、小さな子供でも、高齢者が一人でも、なんなら宇宙人でも👽、迷うことなく使えるように動線が明確に考慮されています。

エイリアンにもフレンドリーな香港国際空港

過剰なサービスに気を取られることなく、空港内で無駄に歩き回ることなしに利用客を飛行機に乗り降りさせ、出入国させるという、言ってみれば空港としての本来の役割を全うしている、ただそれだけ。 

先回りしたサービスの押し売りでなく、必要とされる時に問題なくあるサービス、その至極当然の機能が機能しているのが、香港国際空港なのです

そして、とにかく流れを止めない。

カスタム (税関検査) でも、日本の空港のように一人一人例外なく全員止めてチェックなんてしちゃあいません  みんな素通りです

やっても無駄なこと、効率的でないことはしないのが、香港スタイル

 

人の流れや動線をどうしたら滞らせないで済むか、どうしたら最短距離の最短時間で最大効果を上げることができるか。 こういう問題解決にかけては、香港人はつくづく天才と思います

 

チャイルド、シニア、果てはエイリアンにまで使いやすくできている香港国際空港

その一つに、空港内の圧倒的なバリアフリーがあります。 空港と香港市内を24分で結ぶエアポートエクスプレス (Airport Express・機場快綫) もその一つ。

空港到着出口を出て、そのまま真っ直ぐ歩くと、同じフロアにエアポートエクスプレスのプラットフォームが。

荷物を持って面倒くさいエレベーターや改札口なども通ることなく、コロコロとスーツケースを転がして、出口を出たらすぐ先に見えるプラットフォームに直進するだけ。

ちなみに、エアポートエクスプレスの市内終点の香港駅 (Hong Kong Station・香港站) に到着後も、バリアフリーは続きます。 電車を降りてすぐ目の前の改札を通ったら、これまた同じフロアすぐ目の前がタクシー乗り場。

空港へ到着から、大きな荷物を持ち上げたりなど一切せずにタクシーに乗れるようにできています

 

また、Eゲートと呼ばれる、パスポートを使わず審査官を必要としない、超スピーディーな機械による出入国手続きの導入も、実は香港が世界で最初に取り入れたこと。 

香港在住者なら誰もが必ず持っている「香港IDカード」を使って、「香港居民」(Hong Kong Residence) のEゲートから出入国します。 これは日本が最近、国際空港で取り入れ始めた顔認証ではなく、指紋認証によるもの。

Eゲートが Easy Gate なのか、Express Gate なのか、はてまた Efficiency Gate なのかは、当の香港人も定かではないようですが、まぁ誰が最初だとか何が正確な名前かとか、そんなことは彼らにとってどうでもいいことなんです

大事なのは、スピード

そして、それによって得られる時間と効率性

先に進まないことには意味がない。 そうやって香港は少しの時間も有効に、しかも宇宙人にも分かる効率性で、これからも発展を続けてゆくのでしょう

 

JUN

香港STYLE Vol.44 空の旅「香港国際空港」(2018.11.03)

香港からこんにちは

 

厳密に言うと「日本からこんにちは」となっている今回の香港STYLE。 家族のお祝い事のため、数日間の一時帰国中ございます

さて、近年世界はますます小さく感じるようになりましたが、長距離で国外へ移動する交通手段といえば、やはり飛行機ですよね。 誰しもが、旅行や出張で飛行機を利用されるかと思います。

その飛行機が集まる場所、それが空港。

空港内に流れる、その国その土地の独特の空気、香り、熱気。 様々な国の人が集まっては、散り散りに去って行く空港という場所は、「流れ」が吉と言われる風水的視点からもいい気がありそうな気がしませんか?

飛行機で香港を訪れる際に必ず使う、香港の空の玄関口「香港国際空港」(香港國際機場/Hong Kong International Airport) をちょっぴりご紹介します。

 

香港といえば、密集する市街地の建物すれすれに大きく機体を右旋回させながら着陸進入する、啓徳空港 (Kai Tak Airport/啟德機場) 香港アプローチが有名でしたね。

経験豊富なパイロットでさえこのアプローチは難しく、着陸時に世界で最も緊張する空港として知られていた、あの名物空港です。

啓徳空港は、英国統治下の香港が中国に返還される1997年まで、英国空軍の離発着基地としても使われていました。

香港の経済発展とともに、それまで市内中心近くにあった啓徳空港が、多くの離着陸数と乗降者数をこなす国際空港としては手狭になったため、ランタオ島の現在の場所へ移転することになりました。

新たに建設が始まった香港国際空港は、香港の中国返還に合わせて1997年に開業すべく準備が進められましたが、実際に新しい空の玄関口としてグランドオープンしたのは1998年。 

しかしオープン当日からコンピュータシステムの故障や操作ミス、停電、運航の遅延などトラブルが多発し、市内中心部から遠いなど開港当初は不評だった香港国際空港。

 

遠いとはいっても中心部から車でたったの30分。 これで遠い遠いと言う香港人ですから、いかに香港が狭い土地で、いかに彼らの時間に対する価値観がせっかちなのかが分かるかと思います。

香港国際空港に移転後は、啓徳空港の名物だった香港アプローチの景色は見られなくなりましたが、新空港自体は改良に改良を重ね、オープン当初より便利で機能的で、魅力的に生まれ変わり、見事に汚名返上。

2001〜2008年には、毎年連続で世界のベストエアポートにも選ばれ、大規模ながら非常に機能的な設計で、誰もが分かりやすく誰にでも利用しやすくできています。

私もこれまで世界中で多くの空港を利用してきましたが、香港国際空港はなかなかに優秀な空港だと思います。

 

アジアのハブ空港としての役割を担う香港国際空港は、デザインや使いやすさだけでベストエアポートに選ばれたわけではありません。 「環境に優しい」これも実は大きなポイント。 

空港内照明のLED使用、廃棄物のリサイクル、省エネの空調設備、二酸化炭素の排出量制限などなど、自然環境のことも大変よく考えられた設計になっているんですね。

各航空会社のチェックインカウンターが並ぶドーンと吹き抜けのエントランスは、これから始まる旅のワクワクを倍増させてくれる、そんな魔法の力があるような気がします。 

次回は、空港の中を少しずつご紹介しますね!

 

JUN