香港STYLE Vol.81 アートと資産 (2019.08.04)

香港からこんにちは

2週間のお休みを頂き、先日香港へ戻って参りました。 

その間、私の専門でもあるダイヤモンドの価値や資産性についてのコラボレーショントークを開催しまして、ご来場くださった皆様と大変有意義な時間を過ごすことができました。

この場を借りまして、ご視聴くださった皆様には、改めまして感謝申し上げます。 ありがとうございました

 

2週間ぶりに見る、自宅前に広がる香港の海。 ハワイでもカリブでもフィジーでも南仏の海でもない、香港ならではのパワーを秘めている海。 大好きです。

この2週間ほど、海のないところで過ごしたからでしょうか、自宅から見るオーシャンビューの日常に戻り、改めて水と緑、海と山がすぐ手が届く距離でそこにあることの心地よさに、心が洗われるような穏やかな安心感に包まれます。

 

さて、日本でも最近、時々話題を見聞きするようになってきた現代アート市場。

2年ほど前のオークションでは、ある実業家が有名な現代アートを日本円にして123億円で落札したり、ロンドンのギャラリーで日本人の若手作家の作品が展示され好評を得るなど、日本生まれのアートの価値も上昇して注目を集めたり、また日本人が個人のコレクターとしてアートをオークションで購入、収集するのも見られるようになってきましたね。

欧米の様々な最先端がいいバランスで入っている香港では、多くの分野で日本の数歩先を行っていることが多く、投資対象としたアートやオークションの分野も例外ではありません。

例えば、毎年行われる世界最高水準で最大規模のアートフェア『アートバーゼル』

アートバーゼル香港は、ヨーロッパではスイスのバーゼル、アメリカのマイアミビーチに次ぐアジアのアートバーゼル開催地で、フェアには毎年、40近くの国や地域から選出された、世界的に大きな影響力のあるギャラリーを含めた、250軒あまりのギャラリーが参加。

 

有名な人気アーティストから新進気鋭の若手アーティストによるものまで、様々な現代アート5,000点以上が揃います。

アジアのアートバーゼルが、東京やシンガポールではなく、ここ香港で開催されるようになったのも、香港という街が、いろいろな意味でアジアの中のグローバルシティで、成熟度の高い価値観を有しているというところにもあるような気がします。

クリスティーズやサザビーズのオークションやオークションプレビュー、インターナショナルジュエリーフェアやアートフェアが多数香港で催されるのは、多分に税率が低いというところもあるのでしょうけれど、それだけでもないようです。

世界の政治経済の不安定要素が増しますと、金の価格が高騰しますが、先に出た123億円での落札のようなアート作品への投資に関しては、世の中の状態がこの先も平常なまま続くというのが大前提での投資になります。

 

アート作品に関しては、世界で一つという最高の希少価値がある反面、保管場所や保管状態には神経質にならざるを得ず、政情不安定時に資産であるアート作品を持って緊急移動となった場合、その移動手段、移動中や移動先の状態等、作品の生命に関わるリスクが大きく、投資が無になってしまうリスクすら常について周ることが難点。

 

金はその点、保管状態 (例えば湿度や光など) は、アート作品ほど過敏になることはありませんが、なにせ重い。 緊急時に一人が持ち運べる数には、どうしてもリミットがあります。 

 

そこへくると、金よりも軽く小さく、絵画ほどのデリケートな保管状態もそれほど要求はされず、いざとなればポケットに入れて目立たずに簡単に持ち運べる、いわゆw動資産となるものが、、、宝石。

 

高額な宝石はどれも世界にひとつしかなく、また、採掘される鉱山が限られたり、枯渇状態にある場合などはさらに、その希少性は金を遥かに超えるのです。

 

日本人が今まであまり馴染みのなかった、というかおそらく考えもしなかった宝石の資産性について、次回から私の経験も含めながら、少しずつ触れてみたいと思います

 

JUN