香港STYLE Vol.72 イギリスより愛を込めて 2019.05.19)

文化香港スタイル海外生活

香港からこんにちは

もう飽きたよこの展開

、、、と、遠く8000マイル離れた香港にまで、EUの溜息が聞こえてきそうな、延期しまくりブレまくりのブレブレクジット『BREXIT』

じゃあいっそのこと、香港返還みたいに99年後の離脱ってことにすれば?と皮肉りたくもなる、リメンバー大英帝国を夢見た『BREXIT』

国技クリケット並み、あくびが出るほど時間かけておいて、結局元サヤだったら笑える、いや笑えないか、いや、やはり笑うしかない  歴史は語るよ、散々掻き回した挙句のトンズラは、朝めし前の大英帝国『BREXIT 』

ですが、、、というか、こんなイギリスだから、彼らの言語、英語に対してのプライドはもの凄く高く、何かにつけて「あ、それ英語じゃないから。アメリカ英語だから」とか「アメリカ人はよくそんな風に言いますねぇ」と言いながら、イギリス人は絶対に口にしませんが、その後「まぁなんて貧相な語彙と、品のない話し方だこと」と心の中で密かに思っていたりするのです

皮肉が随所に散りばめられた言葉の知的キャッチボールは、英国のもう一つの国技と言ってもいいかもしれません。 

イギリス独自の表現の深みや多さ、裏の裏のさらに裏、、のそのまたさらに裏に含みを持たせて、時にやんわり、時にグサリと真意を伝えようとする知的な言葉ゲームを好む英国流は、やっぱりシェークスピアを生み出した国。 演劇も法律も議会制もオークションも、言葉を操るもであり、全てイギリスが発祥🇬🇧

かたや、てやんでい💪🏻俺様一番、分かりやすさ一番、マッチョde自由なアメリカ🇺🇸

この2国が、本当に同じ言語を共有しているのかと信じ難いほど、ツボに違いがありすぎて、まぁこれもまたよし。

アメリカのコメディ「フレンズ」を見て(古っ。年齢バレるわ) 、一体あれの何が可笑しいのかちっとも分からず、逆にブラックアダーは腸捻転起こしそうなほど大笑いする私は、はいイギリス長すぎ女です

 

さて、前回Vol71でチラリと載せたこの『What the British mean…』

日本語に訳さんとちっとも分からん!とのご指摘を受けまして、失礼致しました〜。 では、解説いってみましょ。

 

下に羅列する、

太字: イギリス人がこんなこと言う時「What the British say…」

🇬🇧: イギリス人のその言葉の真意「What the British mean…」

🇺🇸: アメリカ人が考える、イギリス人はこうおもって言った「What American think they mean…」

 

I hear what you say「君の言う事はよく分かるよ」

🇬🇧 I disagree and do not want to discuss it further「反対だし、この先もう話し合いたくもないね。 交渉決裂ってこと」

🇺🇸 He accepts my point of view 「分かってくれたんだ!」

 

With the greatest respect…「最上級の敬意を込めて」

🇬🇧 I think you are an idiot 「この間抜けが」

🇺🇸 He is listening to me 「理解してくれている!」

 

That’s not bad「まぁ、悪くないね」

🇬🇧 That’s good 「おぉ、いいねぇ」

🇺🇸 That’s poor 「全然ダメなのか」

That is a very brave proposal「とても勇気ある申し出だね」

🇬🇧 You are insane「頭おかしいんじゃない?」

🇺🇸 He thinks I have courage「度胸を褒められた!」

 

Quite good「とてもいいよ」

🇬🇧 A bit disappointing「がっかりだよ」

🇺🇸 Quite good「とてもよかったんだ」

 

I would suggest…「こういうやり方もあるんだけどね」

🇬🇧 Do it or be prepared or justify yourself「お前がやれ」

🇺🇸 Think about the idea but do what you like「考えて好きなようにしていいよってことね」

Oh, incidentally/by the way「そうそう、ところでさぁ」

🇬🇧 The primary purpose of our discussion is…「さてと、ここからが本題なんだけど」

🇺🇸 This is not very important「あ、ついでにさぁ」

 

I was a bit disappointed that「ちょっとがっかりだね」

🇬🇧 I am annoyed that「超イライラするわ」

🇺🇸 It doesn’t really matter「全然大丈夫だよね」

 

Very interesting「大変興味深いですね」

🇬🇧 This is clearly nonsense「バカじゃない?」

🇺🇸 They are impressed「彼らは打ちのめされるほど感動したらしい」

I’ll bear it in mind「了解、覚えとくよ」

🇬🇧 I’ve forgotten it already「は? もう忘れた」

🇺🇸 They will probably do it「きっとやってくれるはず」

 

I’m sure it’s my fault「確かに私のせいです」

🇬🇧 It’s your fault「間違いなくお前のせいだ」

🇺🇸 Why do they think it was their fault「え? 何で彼ら自分のせいだと思ってるの?」

 

You must come for dinner「今度ぜひ食事にいらしてね」

🇬🇧 It’s not an invitation I’m just being polite「招待なわけないじゃん。無礼にならないようにそう言っただけ」

🇺🇸 I will get an invitation soon「わーい招待された!」

I almost agree「概ね賛成」

🇬🇧 I don’t agree at all「全然反対」

🇺🇸 He’s not far from an agreement「よし、賛成からそう遠くはないぞ!」

 

I only have a few minor comments「取るに足らない小さな指摘がいくつかあるだけだよ」

🇬🇧 Please re-write completely「はい、全部書き直し」

🇺🇸 He has found a few typos「直すとこがいくつかあったのか…」

 

Could we consider some other options「他の選択肢も検討させて頂ける?」

🇬🇧 I don’t link your idea「君のアイデアはお話にならない、ってこと」

🇺🇸 They have not yet decided「まだどうするか決めてないんだね」

You really are an arse, aren’t you「お前はほんっとにケ◯野郎だよ」(超スラング失礼!! 因みにこんなこと、女性に向かっては絶対に言いません、彼らの名誉の為一応言っときます)

🇬🇧 I think you’re a good guy「お前っていいヤツだ!」

🇺🇸 He think’s I am an ass「◯ツ野郎だって…」(凹&涙)

 

Fancy a quick pint?「サクッと一杯どう?」

🇬🇧 Let’s get drunk「じゃんじゃん飲もうぜ」

🇺🇸 He wants one drink「ちょっと飲んだらすぐ帰ろう」

どれもこれも、どんなシチュエーションかによって多少のニュアンスの違いはありますが、まぁ概してイギリス流サーカズムに最初は戸惑うのは、幼少期からイギリス社会で育っていなければ、それは皆同じ。 痛い思いをして慣れるのが一番

 

今週は、香港スタイルというより英国スタイルでしたが、もうほとんどギャグになりつつあるBREXIT。 溜息をつくEU諸国を尻目に、イギリス人達は結構この過程、楽しんでいるのです

JUN

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