香港STYLE Vol.20 ヴィクトリア・ピークから⓶ 登り方編 (2018.05.19)

香港スタイル自然

香港からこんにちは

香港島と九龍半島の摩天楼、ヴィクトリア・ハーバーの絶景を楽しめる観光名所、

ヴィクトリア・ピーク (山頂)

 

いつ訪れても、何度訪れても感動と開放感を味わえる、私も大好きな場所です。

ヴィクトリア・ピークは、生粋の香港人にとっても実は特別な場所。 それはここが、風水で「龍の起点」と言われているからです。

街そのものが世界最強の風水スポットと言われる香港。 その中でもさらに、強いパワーが漲るとされるのがヴィクトリア・ピークなのです

 

中国大陸から駆け抜けてきた龍脈が太平山の山頂を貫き、この場所には龍の強力なパワーが滞留すると言われています。

香港の絶景を楽しみながら同時に、この土地からエネルギーをチャージできる幸運のパワースポット、ヴィクトリア・ピーク。

それでは、龍がピークへ駆け登る龍脈を感じながら、風水のエネルギーが宿るヴィクトリア・ピークへ登ってみましょう

 

おススメの行き方は3つ。

その1: 徒歩

はい、ずばり徒歩です。 足です

風水に頼っているだけではいけませぬ 自らの足を使いましょう、、、というのは冗談ですが、それはさておき、徒歩はぜひオススメ!

ピークに登るハイキングコースのスタート地点は、太平山の麓に何ヶ所かあります。  中でもおススメは、舊山頂道 (Old Peak Road) を使うコース

MTR金鐘 (Admiralty) から 半山区 (Mid-Levels) へ伸びる緩やかな坂道、紅棉路 (Cotton Tree Drive) を羅便臣道 (Robinson Road)まで行き、そこから 舊山頂道 (Old Peak Road) に入ります。

香港で最も歴史のある私立病院の一つ、嘉諾撒醫院 (Canossa Hospital) が左前方に見えて来ますが、そこが舊山頂道 (Old Peak Road) の始まり。 舊山頂道は、18番地くらいまでは香港屈指の高級マンションが立ち並ぶ瀟洒なエリア。 18番地を過ぎると次第に道幅は狭くなり、徒歩専用の坂道ハイキングコースになります

太平山の豊かな緑に囲まれて自然のエネルギーを感じながら、歩いてるだけで元気が出る!、そんな登山ハイキングコースです。 スニーカーと飲み水と帽子を用意して、龍脈のパワーにぜひ逢いに行ってみてください

 

その2: 2階建バス

MTR中環にある、交易廣場 (Exchange Square) 下のバスターミナルから、新巴 (First Bus) 15番 山頂 (The Peak) 行きに乗ります。 又、15番バスは途中、大會堂 (City Hall) バス停、干諾道中 (Connaught Road Central) バス停、MTR金鐘 (Admiralty) C1 出口のバス停にも停まるので、そこから乗ることもできます。

 

この2階建バスがまた、意外に楽しい!

山道を登って行くにつれ、片側の急斜面には太平山の木々の緑、反対側を見下ろすと眼下に跑馬地馬場 (Happy Valley Racing Course) や高層ビル群の大都会といった、香港独特の正反対の景観を堪能できます。

 

 

高度が高くなるにつれ細く曲がりくねる山道は、時に車がすれ違うのもやっとの道幅。 すれ違う対向車が同じく大型バスや2階建バスだったりすると、お互いにスレッスレ!

 

 

それでも器用にハンドルを切り、何事もないかのように鼻歌を歌いながら進むベテランドライバーさんに、バスの乗客は皆心の中で、兄ちゃんグッジョブ!

山側からせり出した木の小枝が時々バスの車体に当たり、バリバリ!と大きな音を立てたりと、なかなかスリリングです

地元の人達も日常的に使うヴィクトリア・ピーク行きの2階建バス。 足は楽して景色は堪能  香港ローカル感いっぱい、2階建バスのお手軽ヴィクトリア・ピーク登山。 ぜひオススメです

 

その3: ピーク・トラム (山頂纜車: サンデンラムツェ)

世界でも屈指の歴史を持つ登山鉄道の一つ、香港のピーク・トラム。 1888年5月30日、当時の香港総督、Sir George William Des Vœux (サー・ジョージ・ウィリアム・デ・ヴー) による開通式典によって幕を開け、以来、130年の時を経て現在に至ります。

戦争の波に洗われ、国際的なスター達が出演する香港映画のロケ地としてもよく使われてきました。 海抜28メートルから397メートルまで、2両編成の車両が鋼鉄製のケーブルに引っ張られる形で、1.4キロの距離を約8分でゆっくりと登っていきます。

 

石炭を燃やしたスチームボイラーが動力だった開通当初以来、数回の世代交代を経て進化を遂げ、現在は、最新の科学技術を取り入れたコンピューター制御システムにアップグレード。 運行開始から130年間、1度も事故を起こしていないのも、知る人ぞ知るピーク・トラムの歴史雑学

太平山の熱帯雨林を抜けると、進行方向右手に忽然と姿を現すヴィクトリア・ハーバーの絶景は必見です。

徐々に角度を上げたピーク・トラムの最大傾斜は27度! 首が後ろから引かれるような重力が味わえます。 また、急斜面を登るため、トラムの右手に広がる高層ビル群がヴィクトリア・ピークに向かって落下するようにも見える、壮大な幻影を体験できるのも醍醐味です。

子供も大人もワクワクする、まるで夢の国アトラクションのようなピーク・トラム

駅は、中環 (Central) の 花園道 (Garden Road) 沿いにあり、午前7時から夜12時まで10-15分間隔で運行しています。

個人的にオススメの時間帯は、朝一番の乗車。 ピーク・トラムは、ヴィクトリア・ピークとセットで楽しむ観光名所として大人気なゆえ、乗車のための観光客の長蛇の列は必至。 朝ですとそれほど人も多くなく、山頂では朝一番の清々しい空気の中、いい龍脈が身体の中に染み込んでいくのを実感できるはずです

 

 

東洋の真珠と言われる、香港の風水パワースポット、ヴィクトリア・ピーク。

次回は、山頂 (The Peak) を実際に歩いてご案内しますね。 お楽しみに!

JUN

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